
※PR含みます
千葉豪雨で家が浸水し、片付けや修理に追われている方へ。
こんなときに「無料で点検します」「火災保険で直せます」と突然訪問されたら、その場で契約しないでください。
災害後の混乱につけ込む悪質商法から、家族と暮らしを守る方法を具体的に解説します。

千葉豪雨のあと、「無料で点検します」「火災保険で直せます」と言われても、すぐに契約しないでください。この記事では、災害後の不安につけ込む住宅修理・訪問販売・保険金をめぐる悪質商法を具体例とともにお話しします。「この業者、本当に信用していいの?」と迷ったとき、怪しい勧誘を見抜くポイントが分かります。さらに、避難中の空き巣対策やSNSから自宅の留守を知られない方法、188・#9110などの相談先も紹介しています。豪雨だけでも大変なときです。
もう一つの被害に遭わないために、ご家族と一緒にぜひ読んでください。
この記事ではこんなことが分かります
✓ 千葉豪雨後に注意したい住宅修理・火災保険の悪質商法
✓ 「無料点検」「今すぐ契約」など怪しい訪問業者を見抜くポイント
✓ 避難中の空き巣・SNSの情報漏れを防ぐ具体的な防犯対策
豪雨が過ぎても、被害はそれだけで終わるとは限りません。
片付けで疲れているところへ、「無料で点検します」「保険で直せます」と知らない業者が訪ねてきたら――あなたならどうしますか?
被災後の不安や焦りにつけ込まれないために、実際に起こり得る場面を想像しながら見ていきましょう。
それでは、早速始めます。
千葉豪雨後の悪質商法に注意|住宅修理・火災保険・訪問業者で確認したいこと

2026年8月13日から14日にかけて、千葉県では記録的な大雨となりました。
一時はレベル5の大雨特別警報が発表され、道路冠水や住宅への浸水、車内への閉じ込めなど、各地で大きな被害が発生しています。
8月15日時点で8人が亡くなり、住宅の浸水被害は450棟を超えました。
避難指示は15日午前10時までにすべて解除されましたが、被災した方にとっては、ここから長い復旧作業が始まります。
災害が終わったからといって、防犯上の危険まで終わったわけではありません。
むしろ住宅が壊れ、人が疲れ、地域全体が混乱している時期だからこそ警戒したい問題があります。
千葉県は、地震や台風、大雨などの災害時には、それに便乗したさまざまな悪質商法が発生するとして注意を呼びかけています。
特に気をつけたいのが、突然やって来る住宅修理業者です。
例えば、泥出しをしている最中に見知らぬ男性がやって来たとします。
「近所の家を修理している業者です」
「無料で屋根を点検しています」
「今回の豪雨で屋根が傷んでいる可能性があります」
こう言われれば、「ちょうど困っていたから見てもらおう」と思う人がいても不思議ではありません。
しかし、ここから話が変わることがあります。
屋根を確認した後、
「かなり危険な状態です」
「このまま次の雨が降ったら家の中まで水が入ります」
「今日契約してもらえれば、すぐ工事できます」
と不安をあおり、契約を急がせる手口です。
国民生活センターも、自然災害の発生後には災害に便乗した悪質商法が増える傾向があり、「今直さないと大変なことになる」などと契約を急がせる手口がみられると注意を呼びかけています。
▶独立行政法人国民生活センター│慌てないで!災害後に増える住宅修理のトラブル

「今日決めてください」と言われても、今日決めない。
屋根や外壁の修理は、スーパーで数千円の商品を買うのとは違います。
数十万円、場合によっては100万円を超える契約になることがあります。
例えばA社から80万円と言われた修理が、B社では45万円、C社では50万円だったとします。
A社だけで契約していれば、他社との価格差が35万円あることさえ分かりません。
だからこそ、被災して急いでいるときでも、可能なら複数の会社から見積もりを取ります。
金額だけではなく、
- どこを修理するのか
- なぜ修理するのか
- 材料費はいくらか
- 工事費はいくらか
- 追加料金は発生するのか
- 工事後の保証はあるのか
ここまで書面で確認してください。
見積書に「工事一式 80万円」としか書かれていなければ、何にいくら掛かるのか分かりません。
反対に、屋根材、撤去費、施工費、足場代などが分けて記載されていれば、他社とも比較しやすくなります。
「火災保険を使えば無料で直せます」はその場で信用しない
千葉豪雨後に特に警戒してほしい言葉があります。
「火災保険を使えば自己負担なしで修理できます」
という勧誘です。
火災保険という名前から「火事だけの保険」と思っている方もいるかもしれません。
契約内容によっては、風災や水災など自然災害による損害が補償対象になる場合があります。
しかし、だからといって訪問業者が「無料になります」と断言できるわけではありません。
国民生活センターは2026年1月更新の情報で、自然災害などによる被害なら保険金が支払われる可能性はあるものの、実際の金額は請求後に保険会社の査定で決まるため、自己負担なく工事できるとは限らないと説明しています。
▶独立行政法人国民生活センター│消費者トラブルFAQ
つまり、
修理業者が決める金額と、保険会社が認める保険金は別です。
ここを混同しないでください。
過去には国民生活センターへ、約400万円の住宅修理見積もりを提示され、工事をしない場合には保険金の5割を違約金として支払う内容になっていたという相談まで寄せられています。
400万円の工事だから400万円の保険金が出るとは限りません。
さらに「保険申請を代行します」と言われ、高額なサポート料や解約料を求められるトラブルにも注意がいります。
知らない会社から保険の話を持ち出されたら、相手へ任せる前に自分で保険会社や保険代理店へ連絡してください。
「今回の千葉豪雨による被害は、私の契約では補償対象になりますか」
これを確認するだけで状況はかなり整理できます。
もう一つ、絶対に乗ってはいけない話があります。
「昔から壊れていた部分も今回の豪雨で壊れたことにしましょう」
といった提案です。
国民生活センターによると、経年劣化だと知りながら自然災害による損傷として虚偽の保険金請求をすると、保険金の返還や契約解除だけでなく、詐欺罪に問われるおそれもあります。
業者から言われたから大丈夫、では済まない可能性があります。
契約してしまった後でも「もう遅い」と決めつけない
ここも知っておいてください。
豪雨後で気持ちが動転しているときに訪問業者から強く勧められ、契約書へサインしてしまうこともあります。
家族から、
「どうしてそんな契約をしたの」
と責められるかもしれません。
しかし、責めるより確認です。
訪問販売に該当する場合、特定商取引法で定められた書面を受け取った日を1日目として、原則8日以内ならクーリング・オフできる場合があります。
クーリング制度については、下記が大変参考になります。
▶独立行政法人国民生活センター│クーリング・オフ
さらに、消費者庁では、こんな参考になるのもあります。
▶消費者庁│特定商取引法ガイド
国民生活センターは、災害後に訪問してきた業者へ屋根の応急処置を依頼し、高額料金を請求されたケースについても、この制度を案内しています。
8日を過ぎていたとしても、事実と違う説明で契約させられたなど、状況によって取り消せる可能性があります。
「契約書を書いたから、もうどうにもならない」
と自分だけで判断しないでください。
困った場合は、消費者ホットライン「188(いやや!)」へ相談できます。
最寄りの消費生活センターなどにつながる全国共通の3桁番号です。
千葉豪雨後の空き巣・詐欺を防ぐ|避難中の自宅とSNSで注意したい防犯対策

GUARD ONとして、住宅修理と同じくらい気になっているのが、豪雨後に住宅を留守にするときの防犯です。
被災すると、普段とはまったく違う生活になります。
避難所へ行く。
親族宅へ泊まる。
市役所へ手続きに行く。
災害ごみを運ぶ。
修理業者と打ち合わせをする。
一日のうち何時間も家を空けることがあります。
しかも住宅そのものが防犯上弱くなっている可能性があります。
豪雨で窓が壊れている。
停電で防犯カメラが止まっている。
玄関が閉まりにくくなっている。
塀やフェンスが倒れている。
夜間照明が点灯しない。
平常時なら侵入しにくかった住宅でも、災害後には状況が変わります。
「浸水した家だから盗まれる物なんてない」は思い込み
床が泥だらけになり、家具まで水につかった家を見れば、
「こんな家に泥棒なんて来ない」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、家の中にある価値のある物は家電や家具だけではありません。
- 現金
- 通帳
- 印鑑
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 貴金属
- パソコン
- スマートフォン
こうした小さく持ち運びやすい物もあります。
さらに見落としやすいのが個人情報が書かれた災害ごみです。
浸水した棚から大量の書類が出てきたとします。
水につかったからと、
銀行の明細。
保険関係書類。
病院の書類。
宅配便の伝票。
請求書。
こうした紙をそのまま道路沿いのごみへ出してしまえば、氏名、住所、電話番号などを第三者に見られる可能性があります。
災害ごみは「壊れた物」だけではありません。
捨てる前に個人情報が付いていないかを見る。
豪雨後の防犯では、この視点も持っておいてください。
避難するときは防犯より命を優先する
ここで順番を間違えないでください。
大雨特別警報が発表されている。
川があふれそうになっている。
自宅周辺が冠水し始めている。
そんな状況で、
「通帳を探さないと」
「全部の窓を確認しないと」
と家に残ってはいけません。
危険が迫っているときは避難が優先です。
防犯対策ができるのは、安全に行動できる状況に限ります。
今回の千葉豪雨では、一時40万人を超える人に避難指示が出されました。
さらに被害報告を分析した調査では、冠水や浸水被害に遭った人の約2人に1人が、水害リスクが高いとされる区域の外で被災したとされています。
「うちは大丈夫だろう」という思い込みそのものが通用しない豪雨だったことが分かります。
SNSで「家に誰もいません」と知らせていませんか
豪雨後だからこそ、スマートフォンの使い方にも注意してください。
例えば、
「家族全員で○○避難所へ移動しました」
「実家へ避難したので、しばらく自宅には戻りません」
という投稿です。
友人へ無事を知らせるための善意の投稿でも、別の見方をすると、
「現在、この住宅は留守です」
という情報になります。
普段から自宅の外観、庭、最寄り駅、近所の店などをSNSへ投稿している人なら、過去の投稿を組み合わせて生活圏を推測される可能性もあります。
豪雨被害をSNSで伝えること自体を否定する必要はありません。
情報共有が支援につながることもあります。
ただ、
自宅の正確な位置。
表札。
車のナンバー。
避難先。
家族全員が留守だという情報。
自宅へ戻る日時。
これらを同時に公開することは避けた方が安全です。
写真を投稿するときも背景を一度確認してください。
「市役所から来ました」と言われても確認する
災害後は自治体職員、保険会社、工事業者、ボランティアなど多くの人が地域を訪れることがあります。
だからこそ、
「市役所から依頼されて来ました」
「被害調査をしています」
と言われると信用してしまいやすくなります。
国民生活センターには過去の災害で、市役所を名乗って義援金を集める訪問についての相談も寄せられています。
確認方法は難しくありません。
相手の所属と名前を聞く。
身分証を見せてもらう。
そして、本当に自治体から来ているのか不安なら、相手から教えられた番号ではなく、自治体公式サイトに掲載されている代表番号へ自分から電話する。
これなら、相手が渡してきた偽の連絡先へ電話してしまうリスクも減らせます。
そして、玄関先で違和感を覚えたら家の中へ入れないでください。
確認することは失礼ではありません。
災害後に家族を守るための防犯行動です。
千葉県警察も空き巣対策として、防犯カメラやセンサーライトの活用、住宅周辺の見通しをよくして死角を減らすことなどを案内しています。
豪雨で防犯設備が壊れたり停電したりした家庭では、復旧後に一度作動状況を確認してみてください。
そして、不審な訪問や犯罪について警察へ相談したい場合には、警察相談専用電話「#9110」があります。
目の前で侵入されている、暴力を受けそうになっているなど緊急の場合は110番です。
「こんなことで相談していいのかな」と迷うより、危険を感じた段階で公的な相談窓口につなげてください。
まとめ
千葉豪雨によって住宅や家財を失った方にとって、今は片付けと生活再建だけでも大変な時期です。だからこそ、「無料点検」「火災保険で無料」「今日契約すれば安くなる」といった言葉を聞いても、その場だけで判断しないでください。
住宅修理は複数社の見積もりを比較し、保険については契約している保険会社へ自分から確認する。訪問販売で契約してしまっても、条件によっては8日以内のクーリング・オフが利用できる場合があります。
そして、避難中の空き巣やSNSからの情報漏れにも注意してください。
困ったときは消費者ホットライン188、警察相談専用電話#9110、緊急時は110番があります。
豪雨だけでも十分につらい思いをされた方が、その後に悪質商法や犯罪でも傷つくことがあってはいけません。
この記事を閉じる前に、ご家族へ一言伝えてください。
「知らない人が修理や保険の話をしてきても、その場では契約しないでね」
その一言から、豪雨後の防犯を始めてください。
悪質商法や犯罪で、もう一度傷つかないでください。
「無料で住宅を点検します」
「火災保険を使えば無料で直せます」
「今日契約すれば、すぐ工事できます」
災害後の不安なときほど、こうした言葉を聞くと 「助けてもらえるかもしれない」と感じてしまうものです。 しかし、少しでもおかしいと感じたら、 その場で契約せず、一人で判断しないでください。
GUARD ONでは、住宅の防犯、特殊詐欺、訪問販売、 空き巣、不審者、SNSを通じた犯罪など、 暮らしのすぐそばにある防犯情報を発信しています。
GUARD ONのお問い合わせフォームは緊急通報窓口ではありません。
コメント