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もうすぐ、楽しい夏休みが来ます。
その夏休みは、高校生や大学生が新しくアルバイトを始める機会が増える一方で、
- 「高額報酬」
- 「即日即金」
- 「簡単な仕事」
といった言葉で若者を犯罪へ誘い込むおそろしい闇バイトに注意が必要です。
という強い思いから、今回この記事を作成するに至りました。
また、この時期になると、「闇バイト」に手を染め、
取り返しのつかない状況に追い込まれてしまう若者のニュースを目にする機会も増えてきます。
まだこれから長い人生が待っている若者が、たった一度の判断によって将来を大きく狂わせてしまう姿を見るたび、
同じ子どもを持つ親として、胸が締め付けられるような思いになります。
と、つい考えてしまうのです。
だからこそ、闇バイトの恐ろしさや危険な求人の特徴、万が一応募してしまったときの相談先を、
これから夏休みを迎える多くの高校生や大学生、そしてご家族に知っていただきたいと思っています。
この記事でわかること
✅ 高校生・大学生が闇バイトに狙われる理由
✅ 闇バイトの特徴と危険な求人の見分け方
✅ 闇バイトでよくある手口や事例
✅ 一度応募すると抜け出せなくなる理由
✅ 応募してしまったときの対処法と相談先

この記事では、闇バイトの甘い言葉や高額報酬に誘惑されることなく、
安全で健全なアルバイトを見分けて応募するための方法を、具体的にわかりやすくご紹介します。
それでは早速始めていきます。
高校生・大学生を狙う闇バイトの恐ろしさ

夏休みになると、高校生や大学生の生活は大きく変わります。
授業がない日が増え、
- 「長期休暇の間にできるだけ稼ぎたい」
- 「友達と旅行に行くお金が欲しい」
- 「運転免許を取る費用を貯めたい」
- 「学費や一人暮らしの生活費を少しでも補いたい」
と考える人も多いでしょう。
夏休みにアルバイトを始めること自体は、決して悪いことではありません。
働くことで社会のルールを学び、自分で収入を得る経験は、高校生や大学生にとって大きな財産になります。
しかし、その「短期間で少しでも多く稼ぎたい」という気持ちにつけ込む犯罪があります。
それが、いわゆる「闇バイト」です。
といった軽い印象を持つ人もいるかもしれません。
しかし、実際は、闇バイトはアルバイトではないのです。
犯罪グループが、強盗や特殊詐欺などの犯罪を実行させるために人を集める「犯罪実行者の募集」なのです。
募集する側は、自分たちの手を汚さず、応募してきた若者を現場へ向かわせます。
そして、事件が起きれば、顔を防犯カメラに撮影され、被害者に姿を見られ、警察に逮捕されるのは実行役です。
指示役は、安全な場所から匿名性の高い通信アプリなどを使って命令を出し、若者を「使い捨ての駒」として扱います。
警察庁も、SNSやインターネット掲示板などで、仕事内容を明らかにしないまま著しく高額な報酬を示し、犯罪の実行役を募集する投稿に注意を呼びかけています。
参考サイトをご覧ください👉警視庁公式サイト#BAN 闇バイト
動画もこちらが参考になります。
そう思って応募したとしても、実際に犯罪へ関われば、「知らなかった」では済まされません。
夏休みの数万円を稼ぐつもりだったのに・・・
その一度の判断で、学校生活、進学、就職、家族との関係、そして自分の将来まで大きく変わってしまうのです。
「短期間で高収入」が若者を引きつける
夏休みは、普段より自由に使える時間が増えます。
そのため、アルバイトを探すときも、
「夏休みだけ働きたい」
「できれば時給が高い仕事がいい」
「面接なしですぐ働きたい」
「給料は早く受け取りたい」
と考える人が増えます。
ここで注意したいのが、「短期間で高収入を得たい」という希望そのものではありません。
問題は、その気持ちを犯罪グループが利用していることです。
例えば、SNSを見ていると、次のような投稿が表示されることがあります。
- 「学生歓迎!1日で5万円」
- 「誰でもできる簡単作業」
- 「即日即金」
- 「面接なし」
- 「身分証だけで応募できます」
アルバイト経験が少ない高校生や大学生は、「夏休み限定の特別な仕事なのかもしれない」「人手不足だから給料が高いのだろう」と考えてしまうことがあります。
しかし、仕事には必ず、報酬に見合った理由があるのです。
一般的なアルバイトであれば、
などが、ある程度は確認できるはずです。
一方、危険な募集では、仕事内容を曖昧にしたまま、高額な報酬だけを強く見せる傾向があります。
例えば、
- 「詳しいことは応募後に説明します」
- 「安全な仕事なので心配ありません」
- 「誰でも簡単にできます」
- 「まずはメッセージアプリを追加してください」
と説明され、具体的な仕事内容を質問しても答えてくれない場合は注意が必要です。
こんな疑問が沸いたら、絶対に応募しないこと。
少しでも疑問を感じたら、その違和感を無視しないでください。
怪しい求人は、最初から「強盗の実行役募集」「特殊詐欺の受け子募集」とは書きません。
普通のアルバイトに見せながら、少しずつ犯罪へ近づけていくのです。だから、恐ろしいのです。
闇バイトは犯罪の実行役を集める罠
闇バイトという呼び方には、危険性を軽く見せてしまう面があります。
「バイト」という言葉が入っているため、「少し危ない仕事ではあるけれど、お金は稼げる」「嫌になったら辞めればいい」と感じる人もいるでしょう。
しかし、実態は仕事ではありません。
犯罪グループが、自分たちの代わりに犯罪を実行する人を探しているのです。
政府広報でも、高額報酬や「リスクなし」といった言葉で募集される闇バイトについて、
応募者は犯罪グループから都合のよい「捨て駒」として利用されると注意を呼びかけています。
闇バイトで指示される可能性がある行為には、次のようなものがあります。
指示役は、「荷物を運ぶだけ」「現金を受け取るだけ」「車を運転するだけ」と説明するかもしれません。
しかし、その一つ一つの行動が犯罪の一部である可能性があります。
「自分は誰もだましていない」
「言われた場所へ行っただけ」
「荷物の中身は知らなかった」
「指示されたとおりに動いただけ」
そう主張しても、自分が行った行為が犯罪に当たれば、捜査や処罰の対象になる可能性があります。
犯罪グループは、応募者の将来を守ってはくれません。
逮捕されても助けてくれるわけではなく、弁護士を用意してくれるわけでもありません。
連絡先を消し、アカウントを削除し、別の実行役を探すだけです。
「高額な報酬をくれる親切な人」ではありません。
自分たちが捕まらないために、若者を前に立たせる犯罪者なのです。
「一度だけのつもり」が人生を変えてしまう
闇バイトに応募する若者の中には、最初から重大な犯罪をするつもりがなかった人もいます。
- 「遊ぶお金が欲しかった」
- 「借金を返したかった」
- 「夏休みに旅行へ行きたかった」
- 「スマートフォンを買い替えたかった」
きっかけは、日常の中にある小さな理由かもしれません。
しかし、「一回だけ」という考えが非常に危険なのです。
例えば、特殊詐欺の現金受け取り役として高齢者の自宅へ行ったとします。
指示されたとおりに封筒を受け取り、その場を離れたとしても、
防犯カメラや周辺の映像、交通機関の利用記録などから行動が確認される可能性があります。
また、強盗事件に関われば、被害者の命や身体に重大な被害を与えるおそれがあります。
「脅すだけと聞いていた」
「家には誰もいないと聞いていた」
「物を取るだけだと思っていた」
としても、現場では何が起こるか分かりません。
住人が帰宅するかもしれません。
被害者が抵抗するかもしれません。
一緒に行った人物が暴力を振るうかもしれません。
予定になかった事態が起き、取り返しのつかない結果につながる可能性もあります。
闇バイトで失う可能性があるものは、数万円の報酬とは比べられません。
あなたが失うものは、計り知れないのです。
あなたが失う可能性のあるもの
さらに、被害者には長い苦しみが残ります。
大切に貯めてきたお金を奪われる人もいます。
自宅に押し入られ、「また誰かが来るのではないか」と恐怖を抱えながら生活する人もいます。
闇バイトは、「少し悪いことをして簡単に稼ぐ方法」ではないのです。
被害者の生活を壊し、自分自身と家族の人生にも深刻な影響を与える犯罪への入口です。
ここまで読んで、闇バイトがどれほど危険で、一度関わると簡単には抜け出せなくなる恐ろしいものなのか、お分かりいただけたのではないでしょうか。
といった甘い言葉に、絶対に誘惑されないでください。
そもそも、何の経験や資格も必要なく、誰でも簡単に大金を手にできるアルバイトなんてものは、この世に存在しません。
分かっているのなら、間違っても手を染めてはいけません。
気づいたときは、後の祭りです。
仕事内容に見合わない高額な報酬には、必ず何らかの理由があるのです。
闇バイトは「少し怪しいアルバイト」ではなく、犯罪グループが実行役を集めるための罠。
一度でも犯罪に関われば、上記でもあげたように、
自分の学校生活や進学、就職、家族との信頼、そして大切な将来まで失ってしまうのです。
「一度だけなら大丈夫」「自分は捕まらない」「嫌になったら辞めればいい」という考えは捨ててください。
犯罪グループは、応募者の個人情報を握り、脅しや恐怖によって簡単には抜け出せない状況へ追い込みます。

夏休みにアルバイトを探すときは、報酬の高さだけで判断せず、「誰が募集しているのか」「どこで働くのか」「どのような仕事をするのか」を必ず確認しましょう。
少しでも直感で「怪しい」「話がおいしすぎる」「仕事内容がよくわからない」と感じたら、応募しない勇気を持ってください。
数万円の報酬よりも、あなたの未来の方がはるかに大切です。
絶対に闇バイトに手を染めないでください。
▶参考サイト:政府広報オンライン『闇バイト』の真実 高額報酬をうたう犯罪実行役の募集
闇バイトの特徴とよくある事例

闇バイトは、見た瞬間に犯罪だと分かる募集ばかりではありません。
最近は、普通のアルバイト募集に見えるよう、言葉や画像を工夫している場合があります。
「怪しい募集には応募しない」と思っていても、最初から怪しさが見えなければ、気づかずに連絡してしまう可能性があります。
だからこそ、「自分はだまされない」と考えるのではなく、危険な求人に共通する特徴を知っておくことが重要です。
特に夏休みは、「すぐ働きたい」「短期間だけ働きたい」という気持ちから、求人内容を十分に確認せず応募してしまうことがあります。
応募ボタンを押す前に、会社名、仕事内容、連絡方法、報酬、勤務場所を必ず確認してください。
「高額」「即日即金」「ホワイト案件」│危険を隠す言葉
危険な求人では、仕事内容よりも報酬の高さが強調される傾向があります。
例えば、次のような募集です。
「荷物を受け取るだけで日給5万円」
「初心者歓迎!即日10万円」
「絶対安全のホワイト案件」
「学生でも簡単に稼げます」
「顔出しなし・誰にも会いません」
「身バレなし」
「短時間で高収入」
ここで考えてほしいのは、「なぜ、それほど簡単な仕事に高額な報酬を支払うのか」ということです。
一般的なアルバイトでは、仕事内容や必要な技術、責任、勤務時間などをもとに給与が決められます。
特別な資格も経験も必要なく、数十分から数時間で何万円も受け取れるのであれば、
そこには何らかの怪しい理由があるはずです。
危険な募集では、その理由を説明せず、「簡単」「安全」「高収入」という言葉だけを繰り返します。
特に注意したい言葉は次のとおりです。(具体例として、あるだけすべて挙げます)
もちろん、これらの言葉が一つ使われているだけで、必ず闇バイトだと断定できるわけではありません。
しかし、
といった特徴が重なっている場合は、応募しないでください。
また、「ホワイト案件」という言葉にも注意が必要です。
本当に適正な会社の一般的な求人であれば、わざわざ「犯罪ではありません」「絶対に安全です」と何度も強調する必要はありません。
「ホワイト」と書いてあるから安全なのではなく、安全だと思わせるために、その言葉が使われるのです。
身分証や顔写真を送らせる理由|個人情報が脅しに使われる
怪しい求人へ連絡すると、最初に個人情報を求められることがあります。
このように説明されると、「普通のアルバイトでも本人確認はあるから」と思うかもしれません。
確かに、正式な雇用手続きで本人確認書類が必要になる場合はあります。
しかし、会社の実態や仕事内容が分からない段階で、SNSのDMや匿名性の高い通信アプリを通じて身分証を送ることは危険です。
要求される可能性がある情報には、次のようなものがあります。
犯罪グループがこうした情報を集める目的は、本人確認だけとは限りません。
応募者が「やっぱり辞めたい」と言ったときに、逃げられないよう脅す材料として使われます。
例えば、
「住所は分かっている」
「家族のことも知っている」
「学校へ連絡する」
「逃げたら家へ行く」
「個人情報を公開する」
などと言われれば、高校生や大学生は強い恐怖を感じるでしょう。
そして、「家族に迷惑をかけたくない」「学校に知られたくない」と考え、誰にも相談できなくなるのです。
しかし、ここで覚えておいてください。
脅されたからといって、犯罪を続ける必要はありません。
警察庁は、闇バイトに応募してしまった人に対し、警察へ相談するよう呼びかけています。
警察は「相談に来てくれれば必ず保護する」と呼びかけており、相談者本人だけでなく、家族などの安全確保にも取り組んでいます。
▶ 警察庁いわゆる「闇バイト」の危険性について
闇バイトに応募してしまった場合や、「辞めたら家族に危害を加える」「自宅へ行く」などと脅されている場合でも、犯罪の指示に従わず、できるだけ早く警察へ相談してください。
緊急の危険が迫っている場合は「110番」、緊急ではないものの、闇バイトへの応募や脅迫について相談したい場合は、警察相談専用電話「#9110」を利用してください。
個人情報を送ってしまったとしても、犯罪の指示に従うのではなく、
できるだけ早く警察へ相談してください。
「身分証を送ったから、もう逃げられない」
「家族に危害を加えられるかもしれない」
「警察へ相談したら自分もすぐ逮捕される」
そう思い込み、一人で抱え込むことが最も危険です。
犯罪グループは、不安や恐怖によって応募者を支配しようとします。
一人で対応せず、助けを求めてください。
よくある闇バイトの事例|「受け取るだけ」「運ぶだけ」に要注意
闇バイトでは、犯罪の内容を最初から正確に説明しない場合があります。
例えば、「配送スタッフ募集」と書かれていたため応募したところ、実際には高齢者の自宅へ行き、現金やキャッシュカードを受け取るよう指示されるケースです。
指示役は、
「お客さんから封筒を預かるだけ」
「会社の書類を回収するだけ」
「終わったら駅のロッカーへ入れて」
などと説明するかもしれません。
しかし、その封筒の中身が特殊詐欺でだまし取った現金であれば、犯罪に関わることになります。
よくある事例を見てみましょう。
【事例1:現金やキャッシュカードを受け取る】
大学生Aさんは、SNSで「短時間の回収業務・日給5万円」という募集を見つけました。
連絡すると、「高齢者の家へ行き、会社の書類を受け取る仕事」と説明されます。
指定された家へ行く直前になって、「銀行員のふりをしてください」「キャッシュカードを受け取ってください」と指示されました。
ここで犯罪だと気づいても、すでに住所や身分証を送っていたため、「逃げたら家族に迷惑がかかる」と脅され、断れなくなりました。
【事例2:荷物を運ぶ】
高校生Bさんは、「荷物を指定場所へ運ぶだけ」という投稿を見つけました。
仕事は簡単で、報酬は数万円。
しかし、荷物の中身や依頼主の会社名を聞いても、「知らなくていい」「余計な質問をするな」と言われました。
正規の配送業務であれば、勤務先や荷物の取り扱い、責任者などが確認できるはずです。
中身を説明できない荷物を運ばせる仕事は、犯罪に関係している可能性があります。
【事例3:現地調査や下見】
大学生Cさんは、「住宅の状態を確認する市場調査」と説明され、指定された家へ向かいました。
指示内容は、
- 家に車があるか
- 防犯カメラがあるか
- 住人は何人か
- 高齢者が住んでいるか
- 夜に電気がつくか
- 玄関や窓の位置はどこか
を確認し、写真を送るというものでした。
一見すると調査のようですが、強盗や窃盗の下見に利用される可能性があります。
【事例4:銀行口座を貸す】
「口座を貸すだけで数万円」
「使っていない口座を買い取ります」
と持ちかけられる場合があります。
自分では現金を奪っていないとしても、渡した口座が詐欺などの犯罪に利用される可能性があります。
銀行口座やキャッシュカードを安易に他人へ渡してはいけません。
【事例5:携帯電話やSIMカードを契約する】
「スマートフォンを契約して渡せば報酬を支払う」
「通信料金はこちらで払う」
と言われるケースです。
渡した携帯電話が犯罪の連絡手段に使われる可能性があります。
また、契約名義が自分であれば、料金の請求などの問題が自分に残るおそれもあります。
怪しいと感じるポイントは、「仕事内容を説明できない」「会社名を明かさない」「質問すると怒る」「秘密を求める」ことです。
普通のアルバイトであれば、仕事内容について質問することは当然です。
質問しただけで、
「信用できないなら辞めろ」
「余計なことは聞くな」
「指示だけ聞けばいい」
と言われる仕事は、安全な求人とは考えにくいでしょう。
一度応募すると抜け出せない理由

闇バイトの本当の恐ろしさは、犯罪を指示されることだけではありません。
「怪しいから辞めます」と簡単に離れられない状況へ追い込まれることです。
犯罪グループは、応募者の個人情報を集め、不安をあおり、逃げれば家族に危害を加えるような言葉で脅すことがあります。
応募者は、
「自分で連絡したのだから、誰にも相談できない」
「親に知られたら怒られる」
「学校に知られたくない」
「警察に行ったら自分も捕まる」
と考え、一人で悩みます。
その孤立こそ、犯罪グループが望んでいる状態です。
誰にも相談できない人は、脅しに従いやすくなるからです。
しかし、応募してしまったとしても、助けを求めることはできます。
犯罪の指示に従う前に、できるだけ早く相談することが重要です。
なぜ一度応募すると抜け出しにくいのか
闇バイトでは、応募した直後から犯罪を指示されるとは限りません。
最初は親切に対応されることもあります。
「学生でも大丈夫」
「簡単な仕事だから安心して」
「先輩もたくさん稼いでいる」
「困っているなら助ける」
このように優しい言葉をかけ、応募者を安心させます。
その後、「登録に必要」と言って身分証や顔写真を送らせます。
個人情報を受け取ると、態度が変わるといいます。
こうした脅しを受けると、冷静に判断することが難しくなります。
しかし、脅しに従って一度犯罪を実行すると、さらに抜け出しにくくなる可能性があるのです。
「お前も犯罪をした」
「警察へ行けば逮捕される」
「証拠を持っている」
と言われ、次の犯罪を指示されるからです。
最初は「荷物を運ぶだけ」だったのに、次は現金の受け取り、その次は住宅への侵入と、
指示が重大になっていく可能性もあります。
ここで重要なのは、「もう関わってしまったから、続けるしかない」と考えないことです。
続ければ続けるほど、自分も被害者も深く傷つく可能性があります。
個人情報を送った段階でも、犯罪を指示された段階でも、現場へ向かう途中でも、
「おかしい」と思ったらすぐに警察に相談してください。
警察庁は、闇バイトに応募した人へ「警察は相談者を保護する」と呼びかけています。
脅されている場合は、一人で相手と交渉しようとせず、警察へ状況を伝えてください。
安全なアルバイトのチェックリスト
夏休みのアルバイトを探すときは、給与だけで決めないことが大切です。
応募する前に、次の項目を確認してください。
- □ 会社名や店舗名が書かれている
- □ 会社の所在地を確認できる
- □ 固定電話や公式の連絡先がある
- □ 仕事内容が具体的に説明されている
- □ 勤務場所が明確になっている
- □ 勤務時間や給与の条件が分かる
- □ 報酬が仕事内容に比べて異常に高くない
- □ SNSのDMだけで採用を決めようとしていない
- □ 匿名性の高い通信アプリだけへ誘導されていない
- □ 応募直後に身分証の画像を要求されていない
- □ 家族の情報を求められていない
- □ 「絶対安全」「ホワイト案件」と過剰に強調していない
- □ 「誰にも話すな」と秘密を求められていない
- □ 仕事内容について質問しても、具体的に答えてくれる
- □ 学校のアルバイト規則に違反していない
一つでも強い違和感がある場合は、その場で応募を決めたら危険ですので、絶対に応募はしないでください。
高校生であれば、保護者や学校の先生へ求人を見せることも有効です。
大学生であれば、家族、友人、大学の学生支援窓口やキャリアセンターなどへ相談してください。
「自分でアルバイトくらい決められる」
「親に見せるのは恥ずかしい」
と思うかもしれません。
しかし、第三者に見せることで、自分では気づかなかった不自然な点が見つかることがあります。
また、求人情報に書かれている会社名を検索するだけでなく、公式サイトがあるか、所在地が実在するか、連絡先が一致しているかも確認しましょう。
実在する会社名を勝手に使った偽の求人である可能性もあります。
会社名が書かれているから安全とは限りません。
少しでも不安がある場合は、求人に書かれた連絡先ではなく、自分で調べた会社の公式窓口へ確認してください。
応募してしまったときに、すぐすること
このような状況になったら、一人で解決しようとしないでください。
まず、次の行動を取るようにしましょう。
1.新たな個人情報を送らない
相手から追加の顔写真、家族の情報、学校名、銀行口座、自宅の写真などを求められても、送らないでください。
2.指示された場所へ行かない
「行かなければ家へ行く」と脅されても、一人で現場へ向かわず、警察へ相談してください。
3.メッセージや求人情報を保存する
可能であれば、次の情報を削除せず保存してください。
- 求人投稿の画面
- アカウント名
- プロフィール画面
- メッセージの内容
- 指示された日時や場所
- 電話番号
- 振込先
- 相手から送られた画像
- 通話した日時
- 脅された内容
スクリーンショットなどで記録しておくと、相談するときに状況を説明しやすくなります。
ただし、証拠を集めるために相手との連絡を続けたり、自分から危険な場所へ行ったりする必要はありません。
安全を最優先にしてください。
4.家族や信頼できる大人へ話す
怒られることが怖くても、隠し続けないでください。
「応募してしまった」と正直に話すことは勇気が必要です。
しかし、一人で脅しを受け続けるより、周囲の大人と一緒に対応する方が安全です。
5.警察へ相談する
緊急の危険がある場合は、110番へ通報してください。
今すぐ危害が迫っている状況ではないものの、闇バイトへ応募してしまった、脅されている、犯罪を指示されている場合は、最寄りの警察署や警察相談専用電話「#9110」へ相談してください。
「まだ犯罪をしていないから相談できない」、「身分証を送っただけだから大げさかもしれない」と思う必要はありません。
早い段階で相談することが、自分と家族を守ることにつながります。
また、SNSで闇バイトと思われる募集を見つけた場合、自分で募集者へ注意したり、直接問い詰めたりしないでください。
危険な情報は、利用しているSNSの通報機能や、警察へ通報しましょう。
大切なのは、「自分で何とかしなければ」と思わないことです。
犯罪グループは、複数の人間で役割を分担し、若者を誘い込みます。
高校生や大学生が一人で相手を説得したり、脅しを止めさせたりすることは危険です。
専門機関へ助けを求めてください。
まとめ
夏休みは、新しいアルバイトを始める高校生や大学生が増える時期です。
働いて得たお金で旅行をしたり、欲しかった物を買ったり、学費や生活費に充てたりすることは、将来につながる大切な経験です。
しかし、その気持ちを利用し、犯罪の実行役として若者を集める闇バイトが存在します。
もう一度言いますが、闇バイトは、アルバイトではありません。
「簡単に稼げる仕事」でも、「一度だけなら許される仕事」でもありません。
犯罪グループが、自分たちの代わりに危険な役割をさせるための犯罪実行者募集です。
特に、次のような求人には注意してください。
「少し怪しいけれど、報酬が高いから話だけ聞いてみよう」
その一度の連絡が、犯罪グループに個人情報を渡すきっかけになる可能性があります。
怪しい求人は、「強盗をしてください」「詐欺に参加してください」とは書きません。
「荷物を受け取るだけ」
「指定された場所へ行くだけ」
「簡単な調査をするだけ」
「現金を運ぶだけ」
と、普通の仕事に見せて近づいてきます。
もし、すでに応募してしまったとしても、そこで終わりではないのです。
身分証を送ってしまったとしても、脅されていたとしても、一人で抱え込まず、家族や信頼できる大人、学校、警察へ相談してください。
犯罪グループの「逃げられない」という言葉を信じて、犯罪を続けてはいけません。
夏休みにアルバイトを探すときは、「いくら稼げるか」だけではなく、「誰が募集しているのか」「どこで働くのか」「何をする仕事なのか」を必ず確認しましょう。
数万円の報酬より、自分の将来の方がはるかに大切です。
高校生や大学生の皆さんには、これから多くの進学、就職、出会い、挑戦が待っています。
たった一度の「簡単に稼げそう」という判断で、その大切な未来を失わないでください。
安全なアルバイトを選び、充実した夏休みを過ごしましょう。
GUARD ON
暮らしを守る防犯ガイド
一人で悩まず、 信頼できる人に相談してください
「このアルバイト、本当に安全なのかな?」
「高額報酬にひかれて応募したけれど、少し怪しい……」
「身分証や個人情報を送ってしまい、不安を感じている」
GUARD ONは、
あなたと大切な家族を守るために、
防犯情報をわかりやすくお届けしています。
ご本人だけでなく、保護者やご家族からの
お問い合わせを受け付けています。
闇バイトに応募した・脅されている場合
犯罪グループから危害を加えると脅されている場合や、 犯罪を指示されている場合は、 必ず警察へ相談してください。
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